一日に何度も使う場所だけに関心も高いトイレ・・・
旅行地などではトイレでの体験は、けっこう記憶に深く刻まれることがある。たかがトイレ、されどトイレである。
Contents |
1.ウォシュレット・・・日本の誇り・・・? |
2.中国のトイレ事情 |
3.リスクも存在することも理解して使おう |
1.ウォシュレット・・・日本の誇り・・・?
「TOTO」の大ヒット商品である「ウォシュレット」。
業界第第二位の「 LIXIL ]では、「シャワートイレ」という商品名だという。
日本のほとんどの宿泊施設では、標準的にこの「温水洗浄便座」が付いていることが多い。
しかし、海外にはまだ、付帯しているホテルは少ない。故に、これがあるか無いかでホテルを選ぶ人もおおい。
「ウォシュレット」などの温水洗浄便座の発祥の地はアメリカだという。
しかし現在、欧米ではあまり普及していないのはなぜか?
それは、温水洗浄機能を介しての感染リスクが指摘されているうえに、ノズルや噴出されるお湯の衛生面に問題があるとされている。
確かに私も、家では使うが、外では使ったことがない・・・。
どうやら家のお嫁ちゃんは、看護師をしているが、新築の自宅のウォシュレットを使うのも、躊躇していて、私に「どうなんですかねえ・・・?」と、聞いてきたことがある。彼女が心配していたのは、感染リスクのことが気になっていたのだろうと思う。
「私も、外では使わないけど、家では使ってるよ。ペーパーより綺麗になるから、気持ちいいよ~。」と答えた覚えがある。
さて、彼女が今使っているのか、どうなのかは知らないのだけれど・・・。
ノズルの掃除が必要なのかもしれない・・・。
2.中国のトイレ事情
娘が29年前に中国を訪れたとき、一番の思い出はトイレ
公衆トイレにはドアも仕切りも無い・・・。
戸惑ってしまって、我慢してしなかった子もいただろう。
皆一列に、溝にまたがってする。それが、そこの常識・・・
それが当たり前なのだ。日本人からすると、凄いトイレ習慣・・・
前から、大便が流れて来たり、自分のものも隠しようのない状況なのだ。
まさに、カルチャーショックだったみたいだ・・・。
でもそれは、文化の違いを感じる一番の出来事だったに違いない。
若い感性の子どもたちには、良かったと思う・・・。
トイレは決して小さな問題ではない。
外国人には、隣の人と顔があったりするので、「ニーハオ(こんにちは)トイレ」とからかわれていた。
しかし、それほど評判の悪かった中国のトイレ事情が、急速に変わってきているという。
習近平国家主席は、文化大革命時に送り込まれた農村での暮らしで、トイレの酷い異臭に悩まされる日々を過ごしたという。
今、国を挙げて「トイレ革命」が起きている。
全国各地にきれいなトイレを整備する一大プロジェクトが進行中なのだ。
汚名返上はもちろんだが、経済成長が著しい現在、生活の質を世界標準化してきているのだろう。
3.リスクも存在することも理解して使おう
温水洗浄便座は、清潔を求める意識が強すぎて、かえって悪影響を及ぼしていることもあるようだ。肛門も、膣も温水をむやみに直接当てていればよくはない。
常在菌を殺しているということもある。温水洗浄便座は、人体にとっては、不自然な装置である。という研究者もいるみたいだ。
注意をしながら、心地よく温水をつかうようにしたいものだ。