ダメなときほど「言葉」を磨こう
萩本欽一 著
Contents |
1.「運」の法則 |
2.人生は言葉の積み重ね |
3.つらい経験が優しい言葉を生み出す |
4.仕事が上手くいくかは言葉次第! |
1.「運」の法則
【どん底の時には大きな運がたまり、反対に、絶頂のときには不運の種がまかれている。】
どんなに辛いことがあっても、今に大きな運がやってくると信じて努力する人でありたい
2.人生は言葉の積み重ね
【人生は言葉の積み重ね。その都度、どんな言葉を話すかで、終着点も大きく変わる。】
いい言葉を聞くと、とてもうれしくなる。同様に、自分が良い言葉を話すと、周りの人もうれしくなって、いい気分になります。そうやっていい循環が生まれて、良い運がやってくる。
発する言葉、一つひとつをおろそかにしない。これは人間関係を円滑にするだけでなく、自分の夢や目標を叶える最短ルートでもある。何気ない一言にもピンチを抜け出すチャンスが隠されている。言葉を大切にすることは、人生に思いもよらない幸運をもたらすことも・・・。
3.つらい経験が優しい言葉を生み出す
人は、どん底を味わうと、普段が最高だと思える。
震災を経験した人たちは、
(自分は命があって幸せ。
家が全壊しなかっただけで助かった。)と
不幸の中に幸いを見つけ、もっとつらい目にあっている人たちのことを気遣う。
人は辛いことがあればあるほど、言葉が優しくなるみたい・・・。
4. 仕事が上手くいくかは言葉次第!
・仕事が面白くないのは当たり前
「石の上にも五年」一度始めたことはじっくり愚直に五年続けてみる。三年に加えて、プラス二年がポイント。苦しくともあと二年頑張って、どうしたら少しでも面白くなるか、考えたり、工夫したりしながらやれば、必ず面白くなってくる。どの仕事も同じだ。
つまらまいことを面白くする。結局、仕事はその過程が一番面白いのではないか。
・好きなことは仕事にしない方がいい。
好きで始めた仕事は90%上手くいかない。自信を挫かれると、自分の全人格を否定されたように感じてしまう。
一方、特別好きでもない仕事に就いた人は、失敗しても怒られても「もともと好きじゃないし、初めからできるわけないじゃん」と思える。開き直りは、生き抜くためにすごく必要。失敗も𠮟責も気にせず一つのことを続けていると、だんだんその仕事が好きになり、好きになると一気に上手く出来るようになる。何事もそういう仕組みになっているみたいだ。
・戦う前にはまず、相手を褒める。
褒めると、不思議に冷静に相手を観る事が出来る。真向勝負したのでは、後からやってくる者に到底勝ち目はない。あらゆる角度から研究して、どうがいいか見えるまで考え続けることが必要だ。
・決められたことより、少しだけ多くやるのが「努力」
努力をした人には、いつか必ずいいことがやってくる。
・怒りは優しい言葉に変換してつたえる
不愉快なことがあって抗議をしたいとき、乱暴な言葉で罵倒しても、事態は解決しない。人は無意識のうちに相手のマネをするので、乱暴な言葉で返してしまうのです。
やせ我慢でもいいから、優しい言葉をかけてみる。すると、お互いに気遣いが生まれて、いい方へ状況が変わっていく。
【 思考が言葉を変える様に、言葉もまた思考や行動を変えていきます。】