九月のお稽古は竹台子で、細水指のお稽古です。
未だ夏の暑さも残る頃、大棚なのに、スッキリとした佇まいの竹台子は、素敵です。
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1.九月のお稽古 |
2.美味しかった!イチジク |
表千家七代家元 如心斎天然宋左居士は、
今日の家元制度の基礎を築いたので、
表千家「中興の祖」と呼ばれています。
家元では、毎年9月13日には
居士の遺徳を偲び「天然忌」が営まれます。
「天然忌」には、お家元の残月亭のお床には
円相が掛けられ、その前には白い芙蓉と、
お茶湯 (ちゃとう) が供えられます。
この頃になると、お釜の位置も中央になり、水指は細水指、
過ぎ行く季節に思いを馳せると、もの悲しく感じます・・・
お茶のお稽古は、季節の先取りを大切にし、
お道具でそのことを感じられるようになるには
10年かかる気がします。
四季のある日本が生んだ、素敵な文化です。
今はコロナなので、ひと碗を皆さんで回して飲む
お濃茶が出来ないのが残念です。
2. イチジク、甘かった❣
父の事務所から数年前に、枝を切って帰り、
鉢に植えたイチジク・・・
今年は、たった1個 (笑い)しか実が付きませんでしたが
娘と半分ずつ食べて、「ウーーン、これはまさに、
あの味だよね・・・」と、感激しました。
買ってきたイチジクとは甘さが違うのです。
父が元気でいてくれた頃、この時期には必ず
持たせてくれました。
実家の木は毎年、多い日で10個以上取れて
いたので、イチジクを買ったことはありません。
毎年、この季節が楽しみでした・・・
剪定を間違えないように、頑張るので
来年こそは、たくさん実を付けてくださいね。😘