本書の中に「学ぶ心」という心に響く一文があった。
『 自分ひとりの頭で考え、自分ひとりの知恵で生み出したと思っていても、本当はすべてこれ他からおそわったものである。
教わらずして、学ばずして、人は何一つ考えられるものではない。
幼児は親から、生徒は先生から、後輩は先輩から。
そうした今までの数多くの学びの上に立ってこそ自分の考えなのである。
自分の知恵なのである。
だから、よき考え、よき知恵を生み出す人は、同時にまた必ずよき学びの人であるといえよう。
学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。
語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、先輩のきびしい叱責、後輩の純情な忠言、つまりはこの広い宇宙、この人間の長い歴史、どんなに小さいことでも、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに脈づいているであり。
そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。
これらすべてに学びたい。
どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。
すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。
よき知恵も生まれてくる。
学ぶ心が繁栄へのまず第一歩なのである。』
働き方を工夫し、改善し、アイデアを出すには、日頃の「学び」が必要だ。
謙虚な姿勢で学ぶことで、新たな発想が生まれる。
そして、それが生涯現役につながる。
どんなに年を重ねようと、学び続ける人には、まわりからオファーがあるが、学びを止めた人には声がかからない。
進歩がないからだ。
世の中の変化は一瞬たりとも止まることはない。
だからこそ、学び続けることが必要だ。
楽々と働いて成果をあげるため・・・
学び続ける人でありたい。
川口にある、もうすでに3年住んでいるお家を見学に行った。
前庭と中庭のふたつの庭を設えた家
中庭に面した開放的なリビングはフルオープンできる
大きな開口部で思いっきり外部をとりこめる
中庭の風景や光を柔らかに感じられる空間になっている
二階の子供部屋は一つ、あとはテレビが置いてあったり、コンピューターがあり、しっかり仕事もできるし、ホッと出来る空間でもある。
脇の壁面がすべて本棚になっていた。
玄関には、大きなガラスで前庭が見える様になっている。
前庭の植栽も素敵だった・・・。
一階には暖炉があり、雰囲気を出している。
暖炉の取り付けは、百万円位、一ヵ月の燃料代は一日千円なので、月三万円・・・一日中柔らかい暖かさが続くそうだ。春になったら、2年に一度は煙突掃除で、3万円掛かる・・・。
床暖房とダブルでは必要ない・・・
どっちがいいかなあ・・・?
床は栗・壁は珪藻土で、ナチュラルにこだわっている。
この家は、工務店の社長が実際に三年間住んでいる家を、この度公開されたもの・・・
狭さは、開放的なので感じられなかった・・・
さすが建築士の家らしく、よく練られていて、素敵だった。